ラズパイオーディオことはじめ:Roon Bridge環境をつくる
はじめに
Roonの魅力のひとつに"output"機能だけ含んだソフトウェア"Roon Bridge"をインストールした機器を用意すると、再生だけに特化した機器を構築することができます。
再生環境であるRoon Bridge機器を用意することで、メインのリスニングルーム以外にもRoon環境を構築することができたりします。
Roon Bridge
Roon Bridge をインストールできる機器はMacやWindowsだけでなくLinuxも含まれます。Roon Bridgeは楽曲管理やレコメンドを担う"core"のようにマシンパワーを必要としないため、安価なLinuxマイコンボードでも動作することが確認されています。
今回はそんなLinuxマイコンボードでも有名なRaspberry PiにRoon Bridge環境を構築することにチャレンジしました。
インストール
インストールについてはこの記事を参考にしました。
準備したもの
ハードウェア:
microSDHCカード
ソフトウェア:
Volumio
microSDカードは新品なものを用意しました。
VolumioはオフィシャルサイトからRaspberry Pi版をダウンロードして、
インストールしました。
Roon Bridge
クリーンインストールの場合、記事通りだと通りだと"bzip2"がインストールできなかったのでapt-get updateでアップデートをかけたらうまくいきました。
- - - - -
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install bzip2
$ curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
$ chmod +x roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
$ sudo ./roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
- - - - -
こんな感じで、Raspberry PiとLinuxコマンドへの知識が多少でもあればインストールはあっけなく終わります。
Roon "Core"機器が接続されているネットワーク環境にRaspberry Piを接続し、Roon "Core"機器から設定画面をみるとRaspberry Piが確認できます。出力先をアナログ出力かHDMIが選べます。
再生機器の選択にRaspberry Piが追加されるので、選んで曲を再生してみるとあっけないほど簡単に再生が始まりました。
まとめ
Raspberry Pi2とmicroSDカードがあるだけで試せるので5000円前後でお手軽にRoon Bridgeを構築できるのでおすすめです。
さらにRaspberry PiによるRoon Bridge環境の音質向上にもトライしました。次回に紹介したいと思います。
リンク集
ハードウェア
ソフトウェア
参考記事
あわせてよみたい
自宅のネットワークオーディオ環境が激変! Roonを導入した
きっかけ
"Roon"
オーディオ関連に記事で最近なにかと目にしており気になっていました。まとまった時間ができたので何の気なしに試してみたました。
この時はうちのオーディオ環境を一掃することになるとはつゆしらず、、、
現システムの問題
今のオーディオ構成は
オーディオ
しばらく運用して下記のような問題・不満がありました
- プレイヤーが固まる、音が鳴らないなど安定して運用ができていない
- 検索が悪く曲が選びづらい
Roonとは
ROONの一言でいうと「統合音楽再生環境ソフトウェア」です。
control/core/outputといった3つの機能と、それを組み合わせたRoon/Roon Server/Roon Remote/Roon Bridgeといった4種類のソフトウェアを利用することで音楽再生環境を構築することが可能です。
これら機能によって各種ハードウェア別に柔軟に導入できるような仕組みが提供されている反面、導入にあたって複雑に思える要因にもなっています。
まずあまり何も考えずに簡単に試すには"Roon"に対応したハードウェアを用意する必要があります。"Roon"はWindows/Macに対応しているのでそこから始めて理解するのがよいかと思います。
Roonの特徴
Roonの特徴的なところは、音楽を再生するプロセスの中で大事な「再生プレイヤー」、「データベース(曲名、アーティスト名」「レコメンド」が非常にすぐれています。
また音声を機器間で転送する独自プロトコル"RATT"を採用しており、これがネットワーク間の操作でのレンスポンスの速さやハイレゾ音源といった広帯域を必要とする転送に多分に寄与していると考えられます。
つかってみて
いいところ
- 曲を選んでからの再生が速い
- 再生機器ごとに一元管理できる
- 様々な切り口でプレイリストが提示されるので埋もれていた曲を発見する楽しみがある
- 自動で曲名やジャケット、アーティスト写真を取得する
- スマホでコントロールできる
わるいところ
- Roonの概念が理解するのが難しい
- すべて英語
- フォルダ構成を勝手にに変えてしまうことがある
- iOS版のコントローラの要求するスペックが高い
おススメする方
特に下記のようなかたにはオススメです。
- オーディオ用サーバーを常時立てている
- 所有しているタイトル、曲数が多い
- 複数の部屋にリスニング環境がある
14日間のお試し期間がありますので、まずはさわってみるのがよいかと思います。
わたくしは、使ってすぐに良さがわかり、"Lifetime Membership"を契約してしまいました。
Lifetimeなお付き合いになるかはわかりませんが長いお付き合いになりそうです。
リンク集
【レビュー】話題の「Roon」は、オーディオ再生をどう変える? 使い方の基本と今後の期待 - AV Watch
あわせてよみたい
iPhone7のヘッドホン端子廃止に対応してみる: ポータブルDACを比較・検討・購入した
購入を検討したもの
iPhone7 plusを購入しました。iPhoneの買い替えは毎年恒例で今回も楽しみにしていたのですが、唯一の問題はヘッドフォン端子がなくなったこと。
ヘッドフォンとの接続方法はこの心もとない「lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」
lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
数日、lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタでの試聴をおこないました。
アプリはHF Player、ソースはFLAC 16bit/44.1kHz。
個人的は感想としては、前評判から想像していたものよりは悪くなかったです。
ただ、全機種のiPhone6s plusに比べ、解像度、音の分離が悪く感じました。本来聞こえてくる音が埋もれて聞こえない。
なお、HF Playerでアップコンの設定するとPCM 48kHzに変換されているので、48kHzのDACが搭載されているようです。
総合的にみてもiPhone6s plusより音質が落ちていると感じてしまったため、さらなる高音質化をめざし、ポータブルDACの購入に向けて検討をはじめました。
検討のポイント
検討のポイントは
- Lightningケーブルに直結できるタイプのもの
- 外出先で聞くことが多いので携帯性を損なわないもの
- できるだけスペックのよいもの
- 予算:1万円-3万円程度で、なるべく安いもの
です。
比較した商品
Deff Sound Lightningコネクタ専用 ヘッドホンアンプ ブラック DDA-L10RCBK
- 出版社/メーカー: Deff
- 発売日: 2013/11/02
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- よいところ
比較した中で一番安い
iPhoneから給電されるため充電不要 - 気になるところ
スペックが不明
- よいところ
iPhoneから給電されるため充電不要 - 気になるところ
スペックが16bit/96kHz とそこそこ
iriver Astell&Kern Lightning対応ポータブルHi-FiオーディオDAC AK10 ブラック AK10-BLK
- 出版社/メーカー: アイリバー
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
- よいところ
音質の評価がよい - 気になるところ
Lightning接続時のスペックが低い(48kHz/24bit)
製品自体が古い(2013年)
価格が高い
購入した商品
検討した結果これにしました。
Logitec ハイレゾ変換アダプター Lightningコネクタ対応 MFI取得 ヘッドホンアンプ DAC(192kHz/24bit)搭載 ゴールド LHP-A192HRGD
- 出版社/メーカー: ロジテック
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: エレクトロニクス
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- よいところ
24bit/192kHzと高スペック!!
iPhoneから給電されるため充電不要
CNC加工で切削された高剛性のアルミニウムシャシー - 気になるところ
視聴時のコントローラ部分の置き場所とケーブルのとりまわし
音質は格段に向上しました!
HF Plaerのアップサンプリング機能で192kHzまであがっているのも確認できます。
lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタで不満だった音の分離の悪さは解消されました。いい音になると、これまで聞こえなかった楽器の音も聞こえてきたりして、あたらしい発見があり、いろんな曲を新たに聴きたくなくなります。おススメです。
満足度 : ★★★★☆
Logitec ハイレゾ変換アダプター Lightningコネクタ対応 MFI取得 ヘッドホンアンプ DAC(192kHz/24bit)搭載 ゴールド LHP-A192HRGD
- 出版社/メーカー: ロジテック
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: エレクトロニクス
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これから購入する方へ
本製品を使うことでiPhoneとイアフォンとの間に約60cmのケーブルが挟まるため、これをどうするかが課題です。コントローラー部に裏にクリップが付いていますが、挟むタイプでなく、すきまに差し込むタイプなので、固定する場所がかぎられてくると思います。洋服の間やカバンにつけられるのが想像できれば毎日のお供となることでしょう。
番外編
今回はLightning直結のポータブルDACを検討しましたが、Lightning - USBカメラアダプタを利用することで、USB接続が可能になり選択肢が広がります。
また、DAC側がUSB接続のためPCでも利用可能になり、iPhone以外でも楽しむことができます。
M-Audio ハイレゾ音源対応 デジタル→アナログ変換器 Micro DAC 24/192
- 出版社/メーカー: M-Audio (エムオーディオ)
- 発売日: 2016/08/23
- メディア: エレクトロニクス
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- 1万円前後と安い
- USBバスパワーのため電源不要
- Lightning - USBカメラアダプタでの利用例がでている
- 24bit/192kHzでスペックが高い
ONKYO ポータブルヘッドホンアンプ USB-DAC搭載/ハイレゾ音源対応 ブラック DAC-HA200(B)
- 出版社/メーカー: オンキヨー
- 発売日: 2014/07/04
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
DAC搭載型のポタアンもターゲットにはいります。
この製品では、24bit/96kHzでスペックが抑えられており、2万円切っている場合もあり安くなっています。音質を追求するとこのあたりも気になりますが、どうしても毎日持ち歩くとなると躊躇してしまいますね。
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Windows 10 IoTをためす:Raspberry Pi 2でIoT
はじめに
Raspberry Pi 3がきたのを機に、Raspberry Pi2でWindows 10 IoTを試してみることにしました。
インストール
マイクロソフトのオフィシャルサイトからWindows 10 IoT Core Dashboardをダウンロードします。
Windows IoT
Windows 10 IoT Core Dashboardを起動して、「新しいデバイスのセットアップ」を選びます。
マイクロSDカードをPCに接続して、インストールを開始します。
SDカードをRaspberry Piにさして、電源を入れるとWindows 10 IoTが起動します。
かんたんですね。
パスワードの初期値が
ユーザー名「Administrator」
パスワード「p@ssw0rd」
となっているので、変更するのをおススメします。
サンプルをためす
Windows 10 IoT Core Dashboardを起動して「サンプルを試す」を選ぶと2つのサンプルが表示されます。
試したいサンプルを選択するとインストール画面が表示されます。
毎度おなじみLチカ
断然使いやすくなっていますね。
いろいろ試してみます。
Windows10をまるごとバックアップ : EaseUS Todo Backupをインストールしてみる
Raspberry Pi 3がやってきた!
はじめに
昨日、注文をしたRaspberry Pi 3がさっそく到着しました。
開封
さっそく開封してみました。
- ケースつきのものを購入しました
- 中身はシンプルにこれだけ
- もちろんちゃんとボードにも「3」の文字が
- ケースもぴったりはまりました。
ぼちぼち遊んでみます。
本体+ケース Raspberry Pi 3 Model B【2016年2月29日発売】RSコンポーネンツ Wales, UK生産品 (SB_Clear)
- 出版社/メーカー: きばん本舗
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Raspberry Pi 3の在庫が復活?
Raspberry Pi 3が発売されてから売り切れが続いていましたが、復活しているところもあるようですね。
さっそく購入してみました。
Amazonでもいくつかのストアで在庫が復活しているみたいですが、ケースつきでRSコンポーネンツ品ということでこれにしてみました。
本体+ケース Raspberry Pi 3 Model B【2016年2月29日発売】RSコンポーネンツ Wales, UK生産品 (SB_Clear)
- 出版社/メーカー: きばん本舗
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
到着がたのしみです。